こんにちわ!Ikubeeの川瀬です!

愛猫のかんくんのことですが。
ちょっと綴っていこうかと思います。

5月末から体調不良を起こしました。
いつもなら1、2週間もあればケロッと治っていたから今回もそんな感じだろぉ〜と安易に考えていました。
でも、思ってたより回復が遅く、むしろ悪くなる一方。食べないから強制給餌を始めたり、通院を繰り返して皮下点滴に行ったり。
でも体調は戻らずで早一か月。
先生も点滴を繰り返して様子を見ていました。食欲増進剤もステロイドも使わずの治療です。(かんくんは肝臓の数値が高いため使うと影響を与えてしまうため)
でも何してもよくならない。調子よかったらカリカリを食べたりはしたけど今はもう全然で、高齢猫用の柔らかいパウチをちょろっと舐めるだけであとはもう食べない。
でも今はもう差し出しても何も食べなくなってしまいました。

正直、強制給餌もためらっていました。

初めて強制給餌した時物凄く暴れて、可哀想で可哀想で、でもあの時は「これをやらなきゃこの子死ぬ!」と思ったから心を鬼にして頑張ってました。
その時はまた食べ出してくれたからよかったのですが、。
とりあえず、他の先生の見立ても欲しくて別の病院に行ってみました。
色々話していると…。。。

先生「この子高齢?」
私「え?7歳です」
先生「ほんと?もっと上に見えるんだけど…」
私「野良だったんで正確の年齢はわかりませんが。。」
先生「あ〜そっかぁ。多分この子10歳ぐらいじゃないかな?」
私「え!?」

どうやら、触診などの筋肉量や歯の状態?などなどで若くはないのがわかりました。断定ではないですが。
猫の年齢は生後1歳までならば骨格がまだ完全に形成されていないため年齢がわかりやすいけど、1歳超えると形成されちゃって年齢がわからないらしいのです。
当時、かんくんは餌やりさんから餌を貰っており、保護主さんに保護されていたわけではありません。
弱っているところを保護主さんに保護されて病院に連れていったので、確かに子ネコの頃がいつだったのかわからないかもしれません。
だから実年齢10歳ぐらいはあり得なくもないのです。

血液検査、エコー、レントゲン、その病院で調べられることは調べてもらいました。
すると、
先生「腎臓数値高いけど、肝臓数値下がってるね。でも黄疸出てるね。炎症も起きてる。あと、胸に水も溜まってる。抜くほどでもない量だけど。。」

なんだかダブルパンチどころかフルパンチで来て、私の心がK.O.されそうでした。された。
めっちゃ悪いやん!!!

先生「えーっと、普通ね、黄疸が出ると肝臓の数値って上がるのよ。でも上がらないって、もう肝臓の機能自体が弱ってる可能性もある。肝臓も大きいしね。肝臓は弾力のある臓器だけど、ザラザラしてる感じ。腎臓は一度かかると治ることはないよ。つまり、急性というより慢性腎不全。」

私、唖然。声が出ない頭真っ白。白い灰になりそう。

先生「正直、原因が沢山ありすぎてこの治療をしていきましょうと今の段階では言えない。CT撮っても結局全体写すだけで細かい細部まで見れなくて、そうなると生検が必要で、生検も開腹しないといけないし、局部しか取らないから取ったとこが悪いところではなかった可能性だってある。どっちにしろCTも生検も麻酔が必要だから今のこの子の状況ではできない。原因が沢山ある状態って高齢猫ちゃんによくあること」と。

高齢…かんが10歳だったら…高齢だから併発した????

先生「正直、2年以上前から肝臓の数値が高いままだったみたいだし、もう前から肝臓は正常じゃなかったんだろね。その時はまだ若かったから症状がでなかっただけだと思う。」

なんだなんだ?もとからこの子の身体は末期だったのか????
今まで元気だったぞ???
なんだなんだ??
頑張ってきた臓器達はもう限界なのか??

で、先生にこれからのことをと聞いてみました。
ステロイドの提案もされましたが、ステロイドは対処療法でしかないので緩和ケアの話もされました。
でも、ステロイドは肝臓が悪い子にはいいけど、腎臓悪い子には使ってしまうとよくないそうです。
じゃぁ何がいい?となった時に、皮下点滴の話にもなりましたが、今までずっと皮下点滴をしていたからか胸水が溜まり出していて、抜くほどではないけど点滴が原因なのであれば点滴を打つことができないそうです。

でも脱水も起こしているから点滴はしてやりたいと…。。

先生は非常に困っていました。
原因が多すぎて使えるアイテムが少ない。
院内にいる先生達と相談を繰り返しながら治療方法を考えてくれています。 
肝臓に関しては色んな臓器が絡んでおり、レントゲンやエコー血液検査だけでは病名もはっきりしないそうです。それこそCTや生検で病名を特定していくしかないそうです。でも今考えられる病気をピックアップして消去法で「これかな?」と話してくれます。 

前の病院の先生ではここまで話しをしてくれなかった。
やわらかくやわらかく話してくれてたけど、随の方までは細かく話してくれなかった。
違う病院で診てもらってほんとよかったと思っています。

なんかさ、7歳ならまだ若い!まだ生きろ!って思えてたけど10歳なら…高齢だからかな…。なんて思ってる自分もいる。
いや、でもさ、家に来てまだ3年も経ってませんよ?まだこれからっしょ?え??????

家に来た時からすでに爆弾かかえてたのかな。
いや、出会ったあの日にはすでに抱えていたんだと思う。
長いこと野良生活だったし。環境もよくなかっただろしな。そりゃぁ身体がどこか悪くても仕方ない。 
それに、トライアル始まってからもずーっと病院に通ってた子だからなぁ、。
治らんなぁ治らんなぁってずっと思ってて、でも元気だしいいや!って思ってました。
でもどこかで「この子はきっと長生きはできんやろから今が楽しいと思える日々を重ねていこう」とも思ってました。

でも早すぎる。まだ最期が決まったわけではないけどさ、近づいてるんだなぁって感じてます。
かんくんが食べなくなったのも、自分の最期を決めてるようにも思えます。

辛い時期が長かった分、穏やかにくらせる時間の方を長くしてやりたかった。
かんくんの名前も保護主さんがかんくんを肺炎で保護した時に病気が完治しますようにということで「かん」にしたそうです。
ちゃんと名前に意味があるから譲渡が決まった時名前を変えず「かん」のままでいてました。

先生から緩和ケアの話をされてから、長くないのは覚悟しました。
でもどこまで頑張ってくれるかはかんくん次第。
あとは私達がそこに手を差し伸べてあげるしか今はないかな。

元気になる治療なら生きて欲しい。
延命の治療ならかんくんに委ねます。 
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